JALの機内誌が素晴らしい(SKYWARD  スカイワード August 2017)



航空会社JALさんの機内誌『スカイワード August2017』に真央ちゃんのインタビューが掲載されていました。
内容が素晴らしかったので書き起こします。
「メルボルン/久米島/福島県」の特集も素敵です。
この機内誌は実際に搭乗しなくても入手可能のようです。

JAL機内誌


JAL'S SKY Special Interview

今、人生のリンクへ

浅田真央

今年四月に引退を発表した浅田真央さん。
フィギュアスケーターとして活躍をした彼女は、
今、新たなステージに羽ばたこうとしている。
その視線の先にあるものは何か。
未来への挑戦を開始した彼女に、これからの展望を伺った。

文/多賀谷浩子   撮影/西山輝彦

・あさだまお
1990年、愛知県生まれ。中京大学体育学部卒業。銀メダルを獲得したバンクーバー五輪では、女子シングル史上初めて、1つの競技大会中に3度の3回転アクセルを成功させた。ショート・プログラムからの挽回劇で世界中を感動させたソチ五輪での名演技をはじめ、唯一無二の演技で国内のみならず世界にファンを持つ、国民的フィギュアスケーター。


未来に進む道は自分で決めていく

 引退発表から約2ケ月が過ぎた6月。浅田真央さんに現在の心境を尋ねた。
「引退を発表する前は不安でしたし、少し残念な気持ちもありました。でも、多くの方が発表を温かく受け止めてくださったおかげで、そうした気持ちがなくなったんです。あらためてスケートをやっていてよかったと思えました。しばらくはゆっくり過ごしますが、今は夏のショーに向けて滑り始めています」
 そのアイスショー『THE ICE2017』(7月下旬・大阪公演/8月上旬・名古屋公演)では、どんなプログラムが披露されるのだろう。
「2曲続けて滑ります。バンクーバー五輪の『鐘』もソチ五輪の『ピアノ協奏曲第2番』もラフマニノフの曲でしたが、ショーの1曲目は同じ作曲家の曲を選びました。どちらも思い入れの強い五輪でしたし、平昌(ピョンチャン)五輪を目指していた気持ちも込めて、それらの集大成となる、一歩大人のラフマニノフにしたいです」
 もう1曲は歌詞にも共感する、素敵なメロディーのボーカル曲だという。
「ローリー(真央さんが14歳の時から振付を担当しているローリー・ニコルさん)が”真央にはこれしかない”と選んでくれた曲なんです。これまでの思いやスケート人生のすべてを注ぎ込もうと考えた結果、この2曲になりました」
 アイスショーの練習に入る前は、こんなことにも挑戦したという。
「沖縄でフライボードをやったのですが、すごく楽しかったです。夏のスポーツに挑戦してみて、自然の中で楽しめるスポーツもいいなと思いました」
 ほかにやってみたいことは?
「『ルーブル美術館』など、世界各地の美術館に行きたいです。フランスには試合で5回ほど行きましたが、いつもホテルとリンクの往復だったので。あと、ヨーロッパの教会の色彩や雰囲気が大好きなので、ゆっくり訪ねてみたいです」
 将来への夢が広がる浅田さん。憧れの女性像はあるのだろうか。
「母のような人かな。人のために何かするのが好きで、強い意志をもって全力で目標に向かう。私もそうなりたいです」
 自身も全力で目標に向かってきたはず。その強さは、一体どこから来るのか。
「私は多くの方に期待されることをプレッシャーと思ったことがないんです。本当にたくさんの方の応援があったから、つらいときも目標を見失ったときも頑張れたと思います。私のプレッシャーは、自分が毎日やってきた成果を出せないこと、常に自分との闘いなんです。これからは新しい道を進んでいきますが、最終的には自分で決めて行動を起こして前に進んでいくと思うので、何に挑戦するとしても、自分次第だと思っています」
 凛とした口調でそう語る、浅田さんのこれからを、今まで以上に応援したい。



「私は多くの方に期待されることをプレッシャーと思ったことがないんです。本当にたくさんの方の応援があったから、つらいときも目標を見失ったときも頑張れたと思います。私のプレッシャーは、自分が毎日やってきた成果を出せないこと、常に自分との闘いなんです。これからは新しい道を進んでいきますが、最終的には自分で決めて行動を起こして前に進んでいくと思うので、何に挑戦するとしても、自分次第だと思っています」


いかがでしょうか。
どこの誰だかわからない、実在するかすらも謎の「自称スケート関係者」ではなくて、ちゃんとした外部のインタビュアーさんがまとめるとここまでしっかりとしたものになる、という見本、お手本のような内容だと思います。

フィギュアスケートの「自称」関係者はスケ連に媚びることしか考えていないのでは、と思わされる、不公平で中立性を欠いた予断と憶測と悪意に満ちたものが大半ですから。

真央ちゃんの新たな門出にふさわしい、清々しくて前向きな、真央ちゃん自身の想いをしっかりと文字にしたと感じられる、とってもいい内容だと思いました。

インタビュアーをなさった多賀谷浩子さんはフリーライターさんで、検索すると文章がいくつかネットでも確認できました。どれもイイんですよ。この機内誌も、誌面の都合で見開き二ページとはいえこれだけのわずかな文章で真央ちゃんの今の思いをダイレクトに伝える、清新でしっかりした文章はお見事!と申し上げたいです。
JALさん、いい方を起用なさったと思います。

余談になりますが、わたしからすると浅田真央、という人を守っている存在というのに、日本的なものを感じたことがありません。おっこれは、と感じるときはいつも西洋の者でした。
これは何度かセミナーなどで余談として話してきたことですが、その「理由」についてはあまり触れてきませんでした。
こんなにいいインタビュー記事に付け加えて書くのもあれなんですが、なぜ西洋の守護者、精霊、神聖な者がついているかと申しますと、真央ちゃん本人は「日本」そのものだからです。
ことにフィギュアスケートという競技は西洋人がずっと牛耳ってきたものですから、おそらくいろんな意味で「すでにアジア的なもの、日本的なものの化身である浅田真央」に、あえてあちらさんサイドの者たちが守護にかかっているのだろうと思います。

ヨーロッパの教会の色彩や雰囲気が好きなのも、おそらく意味があることで、これからあちらを散策するのはある種里帰りでもありましょう。

行くといいです。テロや紛争やもめごとは多発しておりますが、真央がいるところは平和になる。

行きたいところに行くといいです。ちゃんと情報を集めて、危険を避ける準備をして、そしてゆっくりと「西洋文明の神髄」である、あちらの信仰形態と、「それらが実際にもたらしたもの」を自分で見てくるといいですよ。

それにしても応援がプレッシャーにならないとは、実に試合向きの性格ですね。試合が大好き、試合に出て勝つのが大好きな真央ちゃんだった。

思うことはいろいろあります。「続けていく気力がなくなった」そんな状態に至るまでの地獄のような邪悪な陥穽、どれほどの苦闘だったろうかと思います。

けれどももう、前を向いている。

引退後、まだ「プロフィギュアスケーター」と名乗ってはいない浅田真央。

どんな方向に進むにしろ、必ずや光あふれる明るい未来が待っているだろうことを、わたしは確信しています。

そしてもし許されるのであれば、真央ちゃんが行く方向にもちろん今後もついていきたい。

陥穽を抜け出た真央ちゃんに、今度は思いっきりの歓声を送りたい。毎シーズンごちゃごちゃとろくでもない方向に変わるルールや、意図的・政治的な忖度だけで順位が決まる薄汚い採点や、不自由すぎる制約をとっぱらって、浅田真央本人がやりたいことを自由にやるアイスショーでのほうが、もしかしたら本領発揮になるのではないかと思います。

だって、THE ICEで見せた真央ちゃんの滑り、真央ちゃんの演技、真央ちゃんのやっていることは、すでにすごい勢いで進化と成長をはっきりとしていたのですからね。わたしは自分の目で見ましたよ。うまいうまいと思っていたが、真央ちゃんはすでにバンクーバーもソチも過去の演技のひとつにして、軽々とそれらを越えていた。

越えていた。

こんなことがあるんだろうか。体が震えました。

浅田真央の完成形はまだ未来におかれている。

であるならば、そしてもしもご本人の幸福と喜びがそこにあるのなら、これからも滑り続けていただきたいと、切に願ってやみません。

JALさん、とてもいい記事をどうもありがとうございます。わたし、この記事が大好きです。
それからカメラマンの西山輝彦さんのこの真央ちゃんも大好きです。

「凛とした」浅田真央。

そうだ、彼女はいつでもそうだった。

これからも、きっとそうだろう。

光あれ、と祈らずにはいられません。こんなにも多くの「ありがとう」を与え続けてくれた人だから。



※ただちにJALに乗りに行き、機内誌を入手してくださった友人に心から感謝します。そしてもしかしてあなたは北半球で四番目くらいに真央ちゃんに詳しいんじゃないかとそろそろコワくなってきましたよwwwwwいつもありがとうね。あなたのことも大好きだよ。





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浅田真央引退関係 | コメント(3) | トラックバック(0) | 2017/08/11 11:43
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