冬きたりなば春遠からじ



昨年から講演会を続けています。
「来るべき冬の時代を前に、わたしたちにできること」が通奏低音です。
人前に立って話すとき、いいかっこうを見せたいとか、とりつくろいたいと思ったときから虚偽と偽善が始まります。
だからわたしはどのように不備不足があろうとも、その時点でせいいっぱいの嘘のない自分のままで皆さんの前に立っています。

来るべき冬の時代。その先の「春」を万全の準備で迎えたい。

これからますます不寛容と不平等と不公平がはびこっていくのかもしれません。
不信や不安がつのるのかもしれない。

でも、そのようなものが生まれる仕組みを思ってください。すべて「人間」がやっていることです。

人間がしていることは、人間が糺さなければなりません。清く明るく美しく、生きていくことができていないのだとしたら、それを阻害しているものをひとつひとつ取り除き、正しくしていくことが必要です。

今後、スポーツの採点をも含めた「人類の活動全般」に対して恐るべき障壁がたちはだかり、そのようなことで一喜一憂できていたのが単なる幸運にすぎなかったのだと、われわれは悩み苦しむことに恵まれて、むしろ幸せな時間を過ごしていたのだと、そのように思う日すらくるのかもしれません。

でも。

不正をなくしたいと思ったら「あなたが」不正をしなければいい。
不平等が、不公正が、不寛容が、暴力が、なくなるべきだと思うなら「自分が」それらに手を染めなければいい。

どのような遠回りに見えようとも、それがもっともはやくすべての「問題」を根絶する道だと姐さんは思います。

人にかまっている時間はない。まずおのれから、です。そしてそうやって常に常に自分をチェックすることは、セルフィッシュでもなんでもなくて、必ず「全体」に通じる普遍性を備えます。

すべての偉大な改革も、どのように大きな運動も、ひとりの心からはじまりました。

あらゆる偉大な進歩というのは、ひとりの心からはじまります。

道、と書いてタオとでも呼ぶべき「あるべき道」を見出してそこを歩んでいくしかない。

そしてそのとき、そのタオの中には全宇宙が含まれます。逆にいうなら大宇宙を内包するがゆえに、全地球からみてたった1種類のニンゲン全般の行いが、透徹して見えてきます。

大自然を内包しない思想も宗教もいずれは滅びる。それが「不自然」であるがゆえに。

星をめぐらせ、時を動かし、この世のすべてをまつろわせながら、粛々と進行していく星々の世界の一員として、わたしたちはもっともっと自らの備えた本当の素晴らしさに目を向け、気づき、尊ぶべきです。

わたしは原罪を信じません。生まれながらに罪がある存在などひとつもない。もしあると主張する人がいるのなら、それをカルトと断じます。

人間は生きるために他を殺さずにはいられない生物です。それが生命としての宿命です。生きることはすでにして、他の犠牲の上に成り立っている。だからこそこの世の仕組みのすべてを受容し、そこに「礼儀」と「感謝」を伴うときに、圧倒的な広がりを見出せるのです。他者を取り込み、自らに組み替えて「生きて」いける偉大な存在。

生きるというのはものすごいことなのです。

人間は「生命」の綾なす網の目を「ここからここまで」と短絡的に切断して見がちです。そうしなければ「一方的な搾取」は行えない。それあればこその発展・進化と誤解している。しかし、実はそうではない。

網の目のひとつとして万物と相関関係にある「いのち」を恵まれ、与えられ、貸与されて生きている。

この事実を見落とすときに、すべての間違いがはじまります。
苦しみが生じる原因は「分断」と断定してもいい。

もともとひとつだった「いのち」を皮膚によって隔てられ、孤立して生きている狭く小さな「自分」のみと錯覚し、そしてそこで苦しんでいる。実に奇怪な現象だと思います。

もう苦しまなくていい。もしもその苦しみが苦しいのなら。
もう、送り出すときが来たんじゃないの?

そんなひとことを言いたいがために、皆さんに話し続けているのかもしれません。

国土の疲弊はわたしどもの心にも間違いなく影響します。ヒトは、ヒトをヒトたらしめている本然に立ち返り、よけいな仕組みや人を不幸にするためのさまざまな「いらないもの」をすみやかに投げ捨てる日が来ているのだと思います。

万人が生きやすい社会。それをこそ目指すべきではないでしょうか。

ピンチはチャンス。危機、とは危険+機会、とおきかえられる。

わたしたちひとりひとりの心の中で起きていることが、全体の総和としてわが「日本」で現実となって立ち現れる。ならばまず何よりも「心」の点検に取り組むべきです。

生命というのは、明るく楽しく清々しく、潜在性を発揮して花開くようにできています。

なぜ花開こうとしないのか? 何を怖がっているのか?
日々、自分に問いかけ続けています。その結果を皆さんに伝えている。

3月15日に三つのテーマでお話します。
よろしかったらぜひどうぞ。

「春」を一緒に迎えましょう。



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3月15日(日)手相見姐さんプレミアムイベント



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日本人として生きるということ | コメント(10) | トラックバック(0) | 2015/03/04 00:00
コメント
命の網
今年に入ってから、いったい何件の「殺人」のニュースが報道されたでしょうか。
いずれも、老いも若きも苦しんで、苦から逃れたくて、結局、殺している。

ただ生きていくだけでも、他を殺さねば無理なのだということを、もとからしっかりとわかっていたら、わざわざ「殺してやる」なんて更なる暴走は抑えられたのでしょうか。

いのちは貸与されているのですね。

冬の後には春が来る。

今回の姐さんが綴ってくださった言葉は、きっとこれから何度も読み返し、力づけられるだろうと思います
冬がはじまるよ
お姐さまこんにちは。

今、YOU TUBEでマッキーの「冬がはじまるよ」を検索して聴きながら書いています。
冬の時代が始まるとか、しばらく日本は大変とか。
チラチラネットで目にします。

クリスマスとか、お正月とか、バレンタインデーとか。
ワクワクもありの冬だといいんですけど。
無ければ作っちゃいますけどね。

>大自然を内包しない思想も宗教もいずれは滅びる。それが「不自然」であるがゆえに。
この言葉、素敵です。そろそろ、この地上でぶいぶい言わせてる不自然なパワーが一掃されるか、「別居」できることを願っています。

ところで、お姐さまは、乙女ですね。
清く、正しく、美しく。
世界で一番の勇者は、実は乙女なのだと最近思ってます(^^)。


No title
オーサーがインタビューで「羽生が金メダルを取った事によって、自分が
五輪で勝てなかったトラウマから初めて脱却できた」事を
コメントした模様ですけど。
それじゃあれ?キムチが金取った時はどうだったの???

あ~、やんわりと不正を暴露してるぅ

こうして時が経つにつれて事実が明るみになりつつあるのね。

もっと事実が露呈して、悪徳組織が膿を出し切るまで一人一人が
行動を起こす事を続ける事が重要ですね。

それまで決して手を緩めてはいけないです。
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鍵付きコメントのAさんへ
コメントありがとうございます。お気持ち嬉しいです。ありがとう。わかっていますよ。
Re: 冬がはじまるよ
laviniaさんへ

>世界で一番の勇者は、実は乙女なのだと最近思ってます(^^)。

真央ちゃんのことかーーーwww
Re: 命の網
アントシアニンさんへ

されば急ぎ仏となりて……

いえいえ 仏でないものはないのですよ。それを暴力によって見ないようにされているだけなんです。
もったいないし、他を害して得られるものは暴力の連鎖だよなあと思います。
世界に平和をもたらしたいなら、まずは自分が安らいで幸せであることが肝要ですよね。
その上で相手の平和を尊重する。
なんだかものすごい冒険の時代ですよね。選ぶ自由がありすぎる。

拙いブログに真摯なコメントをお寄せくださって本当にありがとうございます。
お心平らかでありますように。
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Hさんへ
コメントありがとうございます。
また、こちらこそご迷惑をおかけしてしまい申し訳ございませんでした。

心のこもった温かいメッセージ、本当にありがたく拝見しました。嬉しいです。

家族関係などの「問題」はこれからもっともっと大きく悲しいものになっていくと思います。
人が、人であるためにその文化圏で何を要求されているのか、また、それなしには調和して生きていけない最低限のルールすら知らない親が増えているからです。

姐さんのブログもひとつの参考にしていただき、健やかで明るい日々を過ごされることを祈ります。

Let the happiness in!

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