THE ICE2016 名古屋公演感想 真央とジェフのコラボとか真央のSPとか



見られました、「ボレロ」。

すごかったです。

以上。

というかんじですが、まずバトルが真央のことをとても信頼しているのと、真央の技量を正確に把握している感じがすごくしました。
どういう振付ならOKでどういうときにこう動く、みたいな。

ちょっと曲に遅れるとけっこうぐいいいいっと足を引っ張るし、ぐるりんぱと強く回したりしている。でも手が離れる最後の瞬間まで大切に繊細に真央を支えていて、Show must go on なんだけど、すごく信頼しているんだなと感じました。

バトルっていい振付師なんだ!と今更のように気が付いた次第です。いや口ポカーンと開けて見ていただけの人間が言うセリフじゃないですがw

スピンは遅かったなあ~。ここにアイスダンサーの技量が一番出るんですよね。このコンビは滑り込めばそこもあっさりクリアしそうですがいかんせん時間がな。

で、真央とバトルのが顔がくっつきそうな振付があったじゃないですか。あれ、初日からだんだん近づいていって最終日、三日目にはもう1センチ?2センチ?みたいな近さだったんですよ。オデコがくっつくほど顔を近づけてくるくるくる、と。

こういった場合は男女のペアでアイスダンスですから、女性の側はいわゆる女性らしさでしなを作ったり柔らかくもたれたり或いは華やかに距離を置いたり、何かこう「色香的なもの」が漂いがちなんですが、真央ちゃんの場合は一切なし。

「貴様がその気なら、俺は受けて立つ!」と言わんばかりの不敵な笑みを浮かべて回っていましたwwww

もうおかしくてww
自分的ハイライトはいくつかありましたけれど、この「真央、接近戦でも不敵な笑み」がどっかんどっかんきましたね~。

男女ペアじゃなくてガチムチ兄貴のマジバトルでしたわ。バトルだけにwww

バトルだけに、の言い回しは後でもう一回出てきますのでご注意ください。


それにしても綺麗のひとことでした。
よくあんなに息をあわせてピッタリ合わせてきたなあ。すごいよ。
あの腕をにょい、にょい、と動かすところとか
たたたたーん!きっとなるところとか
最初のリフトの真央の真顔とかww
最高でした。

背格好もちょうどあうので、もういっそ二人でアイスダンスをとも思います。

そしてチャンと舞ちゃんとペアで踊っていただきたい!
カロとチャンだと「ああ、カロとチャンだな」と思うのですが舞ちゃんとチャンだとすごい起爆力を秘めている気がします。見たいな~。そりゃもうゴージャス&ビューティ&ブリリアントな演技になるでしょう。
チャンの腰が怖いんでリフトなしでお願いします。
いやな投げたきゃ投げてもいいけどさwwwペアかwww

思ったんですが真央ちゃんの「バレエ的表現」の洗練ぶりはずば抜けていますね。やはり美は一日にしてならず。日々の鍛錬、修練が「美」に結実していくんだなあ。
しかもあんな高速で移動しながらですよ。足元は刃物一枚で寒い冷たいリンクの上で。
筋肉は寒さで強張り、吸い込む息は冷たさで中から動きを止めてしまう。
矛盾する環境下、誰がどう見ても運動には絶対向かないリンクの上で、あの柔らかさ、あのしなやかさ。すごいの一語です。

真央ちゃんのボディラインはどこもかしこも立体的で綺麗です。観賞と実務の相反する要素が綺麗に結実したボディです。
芸術とスポーツを非常に高いレベルで統合した「浅田真央」ならではの美しさ。

そしてバトルの年齢不詳ぶりもすごい。なんで全然変わらないのか。
波紋の使い手だったのか、バトル!

ボレロ、ぜひロングバージョンも見たいです。そして最後、リンクに体を投げ出すようにして終わる衝撃的なエンディングで真央ちゃんがしっかりと、実にしっかりと目をつぶっているのが素敵!と思います。ここは目をつぶらなきゃ!www

いいなあ。バトルのホールドで安心してキリッと宙を舞う真央ちゃん。ぐいっと足を引っ張るjバトル。不敵な笑みの真央。めちゃくちゃ難しいポジションを涼しい顔でこなすふたり。
全周囲、「美」のかたまりの二人。
いいなあ。もう一度見たいよ。
来年はどういう演出になるのかしら!!!絶対行きたい!つーか行く!と力こぶを作りたくなる演技でした。

そして真央ちゃんの今季SP。

ショートサイド!ショートサイドに座ってみたい!あの何もしないでスーッと通過する真央ににらまれたい!wwww
いや超絶美ポジを取りながらですが黒い鳥が頭をもたげてきーーーっとすーっと通るんですよ。
その「人ならざる無表情」が鬼気迫るというか、これまでの真央にない「表現」でゾクゾクしました。
これだよこれ!

たぶんおばちゃんことロシアのモフモフマダム、タラソワ先生が「もっと怒りなさい!怒りなさい!」と激しく叱咤していたのは、真央ちゃん自身の感情の揺れ動きをわかったうえで昇華して、相手に芸術表現として「伝える」ための燃料だったのだろうと思います。
アフターバーナーに火をつけろ!と。
まだコドモだった真央ちゃんはとまどうばかりだったでしょうが。

「恋をしろ」というのも、対・人間だけではなくて、たとえば大空の美しさ、たとえば夜空の星の輝き、たとえば練習中に飲む一杯の透き通る水の輝きと清らかさ。手に触れるもの、目に見えるもの、なんでもいいから「地上の美」に敏感になり、アンテナをよく張ってさまざまな事物の尊さを具体的に具象的にひとつひとつ味わうこと。

つまりは「人間としてのふくらみ、豊かさ、大きさ」が演技にふくらみや魅力や凄みをもたらすのだろうと思います。

大阪公演にはマスター・ノブーオと福の神・久美子先生がいらしたそうですが、絶対にノブーオはこの「凄み」を前に会心の思いでいたでしょう。目的情報によると久美子大喜びwwwでただの観客、単なる真央ファンになっていたそうですwww
わかるよwwwすごいもんなwww大好きだよねwwwww

マスター・ノブーオはいつものように冷静に見ていたそうですが、バトルとのコラボで彼が真央に触ったりリフトするときにぐううううっと体を乗り出して眉間に縦皺を寄せていたそうです。落したら殺す、くらいの勢いでwww
それがもう「娘に悪い虫がつかないか心配するトーチャン」あるいは「孫に(ry ジーチャン」みたいで素敵だったとのことでした。

ノブーオといえば小塚さん!

そうなんです!名古屋公演に来てくれてみんなで一緒に見たんですよ。普通に観客席にいたww
そしてダンスレッスンのしょーま先生にダメ出しをしていたwww
たぶん観客全員が「滑ればいいのに」と同じことを思ったことでしょう。
JOでも小塚選手と婚約者さん(当時)の席が近くてにこやかに談笑する姿を拝見しておりましたが、あのころの痩せてやつれたようすの今にも風に消えていきそうな儚さはなくなっていて、体もちょっとだけ丸みが出て、でもやせてスタイリッシュなまま気のいいあんちゃんのような、「こづこづ」に戻っていて、元気そうで嬉しかったです。

ああ、でもなあ。小塚選手ほどのスケーターがどうして「滑ること」そのものをやめなければならなかったのだろう。無念です。

……でも、仲間がああして滑るのを楽しんで観客席から見ることができるということは、彼の中では本当にふっきれているのかもしれないですね。わからないですが。

小塚さんが氷に乗ればたちまち拍手喝采、観客総立ちなのはわかっているけど、でも、オフアイスの「日常の小塚さん」も本当に素敵でした。どうか末永くお幸せに。

で、急いで真央の話に戻ります、あの妖気漂う「鳥のニラミ」は国宝級の表現だと思います。
あれひとつで「ああ、世界をとるな」と感じさせる迫力でした。

本当に、今期の真央ちゃんは完成形をいきなり出してくると思いますよ。

モダンバレエのような新鮮で、きらびやかで、目を奪う、現時点で人類が到達し得る最高のシングルスケーターとして登場してくると思います。

真央ちゃんはやっと「自分はいいスケーターなんだ」と思うことができたのでしょうね。

このへんが高橋さんとまたしても奇妙にもシンクロしているのですが、彼もずっとそうは思えずにいて、やっと「自分はスケートが好きで得意なんだ」と思えたらしく……真央ちゃんもそうじゃないかなと思います。

このへん、ぜひおさとや他の選手にも見習ってほしいところですよね。
基準を自分が持っている。
どのような演技を、要素を、内容を、提出するかの決定権が自分にある。
地上では200点だなんだで騒いでいますがいきなり2億点出してくる。それはもう度肝を抜かれます。
点数を取ることはもちろん重要です。これは採点競技だから。
だけど、どのように勝ちにいくかは自分が決める。
これを、今期の浅田真央は自信をもって、どかーんとやってくると思います。

逆に言えば、このような本物の超一流の芸術作品、身体表現を前に、果たしてジャッジが何点出すのか非常に興味深いところです。

これを採点するのか。これに点をつけるのか。

そういう全面対決を、浅田真央はしようとしている。真央からの、努力し続けたまっとうな選手からの最後通告です。

宣戦布告。

真央にはもう弱点はありません。たぶんルッツもぶっこんでくる。一点の隙なし。

出る試合すべてで横綱相撲、圧勝する図しか見えません。いやほんと。

普通に滑れば優勝です。まさしく「浅田真央」であればいい。

そんな境地についにきた。ノブーオの武者震いと胃痛がしのばれます。がんばってノブーオ。

とはいえ、本当に大切なのはスケートを通して「生きる姿勢、生きる心」を共有し続けてくれた、真央ちゃんの寛大さと優しさと勇敢さですよね。心から尊敬しています。真央ちゃんはすごい。
誰でもがあのように生きられるわけではない。でも、彼女のような生き方を、目指すことはできる。そうありたい、と望むことはできる。

真央ちゃんひとりが輝くだけで、たぶん「億」の単位の人間の生き方が、心持が、変わっただろうと思います。ソチのフリー、なんとか笑顔で終わってほしいと「世界」が一致団結した。真央ちゃんがんばれ、と祈っていた。
そしてあのフリー。
あのような極限状態で感謝をこめてジャンプを決め、奇跡の演技を見せてくれた。

普段スケートを見ない人たちも、みんな泣いた。……泣いた。

スポーツを見て泣く、という経験こそあまり持てないことでしょう。

奇しくもリオ五輪が開催され、偉大なアスリートの姿をわたしたちはたくさん見た。真央ちゃんも何かしら見て、感じることはあっただろうと思います。

勝利への執念。払って当たり前の努力。世界の頂点に立つことの意味。
そして、負けることの、意義。

以前書きました、立派に負ける姿を見せることも、先輩の務めです、と。

そうやって幾多の名選手が世代交代を終えて去っていった。それが競技です。それがスポーツです。

でも、真央ちゃんにはぜひ「勝つべきときに勝てる強さ」を示してほしいです。

ニジンスキーが舞台の幕の近くでジャンプをして、跳躍の最高到達点、頂点で幕間に姿を消したため、まるで空高く飛翔して飛び去ったかのように慣習に錯覚させたように、人は努力によって、どのような地獄からでも這い上がれること、そして努力によって勝つことができるのだと、できればその姿を見せてほしい。

それは超人的な「個人の努力」によりすがるものです。あまりにも多くを背負わせるものです。

でも、今の浅田真央、という人は「勝って当たり前」のレベルにいる。あまりにもまばゆい星々の中でひとり、屹立して踊っている。

普通に滑れば優勝です。その普通を、さまざまな障害により、多くは本人ではない原因に起因する理由により、「妨害」されて奪われていた。壊されていた。

だからこそ、本当に引き受けきった人間に何ができるか、本当の「覚悟」が整った者に何ができるのか、今期は示してほしいと思いますし、たぶん示してくれるでしょう。

そういう境地に、今の真央は佇んでいる。なんの恐怖もなく。不安もなく。

それは神の境地です。

今の真央ちゃんは自在に「ゾーンに入る」ことができるだろう。もう、揺るがない。もう、あせらない。

悠々と大空を飛翔するだけ。
鳥は無心に羽ばたくだけ。
自由に地上を見おろすだけ。

「その日」をみんなで迎えるために、わたしたちファンこそが選手やコーチにあらかじめ「禁止」されている採点への抗議や、ルー改善への提言や、さまざまな「行動」を取ることができる。

努力した分だけ必ず事態は動くのです。あきらめたら、ファンが声を上げることをやめてしまったら、そのときが本当の競技の終焉だと思います。

真央ちゃんは「自分にできること」をやりきった。NEW浅田真央として、炎の中から立ち上がった。

では、わたしたちは?わたしは?

こんなにも大く豊かな幸いを真央ちゃんからもらった、わたしは?

立ち上がろう。あらためて、立ち上がろう。

そう、思った炸裂する光のような真央ちゃんのショートプログラムでした。







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THE ICE2016 | コメント(3) | トラックバック(0) | 2016/08/24 14:03
コメント
記事、ありがとうございます!
はじめまして、姐さん(と呼ばせていただいてもよろしいでしょうか…)。

神道で検索していて、なぜかこちらにたどり着き、興味を持って調べていることがたくさん書かれていて、驚きました。

日本の闇とか韓国の虚偽とか、天皇陛下と神道とか、フィギュアと真央ちゃんに関してなど。

ブログの記事をさかのぼり、すべて読ませていただいてます。

特に真央ちゃんという存在について、愛あふれる言葉で表現していただき、自分にとって浅田真央という人がどんな存在なのか、得心できました。

真央ちゃんを見ると、彼女がうまく滑ることができても、失敗することがあっても、真央ちゃんのことを考えるだけでも涙が出てしまうのです。

単なるファンとかじゃなくて、神に選ばれた人の人生を見せてもらってると思ってました。

今シーズンのSP、まだ拝見していないのですが、姐さんの感想を読ませていただき、すでに涙ぐんでいる有様です。

神の采配というのは、その時にはわからないけれど振り返ってみると、こういうことだったのかと畏敬の念を感じます。

ソチの真央ちゃんのフリーは、メダルの価値を書き換えてしまったと思ってます。

オリンピックメダルは確かに栄光の象徴です。でもメダルを取れるのは3人だけ。

真央ちゃんのあの奇跡のフリーは、メダルを取れなかったすべてのアスリートに、それでもその努力こそ尊いのだということを見せてくれた。

あまたのアスリートの人知れない努力や涙を、すべて癒す宝物のようなあのフリー演技。

苦しみと落胆を乗り越えてのあの滑りは、金メダル以上に深く深く胸に刻まれ、この先生きている限り何度も思い出し涙し、背筋をのばして生きていく支えになるような、そんな生き様を見せてくれました。

そして、昨シーズンの苦しみを経て、さらなる覚醒とか!浅田真央、まだ伸びるんかい!

あいつらの仕打ちが、かえって真央ちゃんをとんでもない域にまで押し上げてしまったという。

本当に本当に許せない連中です。ですがこうなると、真央ちゃんというダイヤモンドが、さらに美しく比類なく輝くための砥石だったかも。

キムなんか、真央ちゃん覚醒のためのかませ犬じゃまいか?

真央ちゃんに金メダルを取ってほしいけど、でももうメダルとか二の次とさえ思えてしまってます。(不正を糾弾することはやめませんが)

>真央ちゃんひとりが輝くだけで、たぶん「億」の単位の人間の生き方が、心持が、変わっただろうと思います。

この一言、心にしみました。あのフリーを見てからまさにそれを考えてきました。すごいものをみたと。真央ちゃんは金メダルの価値を軽々超えてくるな~涙

真央ちゃんが存在するだけでありがたく、襟を正して生きていかなくちゃって思えるんですよね。ああ、SP楽しみすぎる。。。



Re: 記事、ありがとうございます!
市松さん、コメントありがとうございます。

このブログはご指摘の通り実は「皇室」関係の検索でご覧になっている方がとても多いのです。
わたしは自分で調べてわかっていることを書いていますので、ぜひご自分でも「本当はどうなの?」と調べてみてくださいね。
このさき外からくるものは全部悪だ!くらいの用心が必要だと思います。

そして市松さんの浅田真央評にわたしも涙が・・・。

メダルという形で報われはしなかった「選手」にも大きな癒しになったのではというお言葉にはっとしました。
確かにそうかもしれません。今回のリオ五輪でも真央ちゃんのソチの演技で奮起して参加なさった方が何人かいらっしゃいましたね。

同じアスリートからの共感と敬意は何より確かな「宝」だと思います。

皇室関係、また順次記事をあげていきますのでお時間があるときにご覧ください。
そして過去記事はコメントが素晴らしいです。記事よりもむしろ皆さんの思いがこめられたコメントもご覧になっていただければなと思います。
市松さんのように真央ちゃんをきっかけにこうしてお話しさせていただけるようになる方とはわたしは無条件で「おお!マイフレンドよ!」と思いますよ。
ありがとうございます
コメントにお返事下さってありがとうございました。
とても嬉しかったです。姐さんの語る真央ちゃんのこと、舞ちゃんのエピソードが大好きです。
皆様のコメントもこれからじっくりと拝読させていただきますね。
ネットは言葉しかないから、魂とか心がむき出しで、時々とんでもない闇を見たりもしますが、こちらでの皆さんの心のやり取りは、心洗われます。
姐さんの毒舌も大変愉しく、にやにやしたり、時々ハッと居住まいを正して読ませて頂いてます。これからも時々寄らせて下さいね!

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