ソチ・ラフ真央三周年



なみだ

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四大陸選手権が終わりました。
浅田真央に憧れる三原さんと、高橋をヒーローだとするネイサンさんがシングルでそれぞれ優勝。
「いいもの」を見極める審美眼を持ち、「いいもの」になろうとするひたむきな努力ができる「心」を持ち、そして「いい結果」を出した選手が「いい先輩」に続いて快挙を成し遂げる。
スポーツとは本来そのようなものであったと思います。

ツイッターのほうでさんざん言ってきましたが、わたしはもしも真央二世というのなら、三原さんこそがふさわしいのではないかと思います。
努力する姿勢、ひたむきで一途な心、スケートを滑る喜びをそのまま観客に伝えてくれるあの歓喜。
ひさびさに真央と同じタイプの方が出てきたな、と嬉しく見守っていました。
三原さんは欠点のないスケーターです。これから伸び盛りのスケーターです。

優勝した瞬間の歓喜と同時に三原さんが持ったであろう厳粛な気持ち、真面目に研鑽を積もうとした決意、それらがわかるから伝わるから応援したくなる方です。

本当におめでとうございます。

難病と闘いながらなだめすかしながらの努力です。本当にどんなにがんばったか、立派な方です。

その歓喜を忘れずに、三原さんと恋に落ちた無数のファンたちの純粋な応援を忘れずに、どうか精進なさってほしいと思います。あなたは素晴らしい。本当に、よくぞ努力しなさったと思います。

宮原一世にも言いました、三原さんも三原一世として堂々と花開いていただきたいと願います。

ここからですよ。ここからです。真央を見習っていれば大丈夫。先輩方が落ちた罠に三原は落ちるな。
賢く謙虚な方だから大丈夫だろうと思いたい。そういう意味でもがんばってほしいです。




そして驚いたことにもう三周年がやってきました。
ソチ五輪の奇跡の演技。ラフマニノフのあの真央ちゃん、「あの」演技から三年です。

ほかならぬ日本スケート連盟からの「破壊工作」のせいで調子を落とされショートではこれでもかと下げられた浅田真央。

フリーに出てきただけでも、もう彼女の勇気は証明された、とすら思えたあのショート。

彼女はあんな恐ろしい極限状態のただなかで、ひとつひとつのジャンプに対し「感謝」をこめて実施した。あとからそううかがって姐さんは驚嘆しました。
このジャンプはママのため、このジャンプは舞のため、・・・と親しい人の顔を思い浮かべ「感謝」とともに実施していた。

そんなことが実際に可能なのが浅田真央です。

あんな状態なのに。それなのに「感謝」をこめた。

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ひとつひとつの要素のすばらしさ。超絶高難度の構成です。
女子ではもうこれ以上の構成は無理だろうという奇跡の「エイト・トリプル」をすべて決め、ステップもスピンもスパイラルシークエンスもみんなきれいに決めました。

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解説の織田くんがジャンプの回転不足判定に対し「ジャッジどこ見てんのや!回ってるやろ!」と怒鳴っていた。

真央の採点だけが、フリーの上位数名と比べると引きに引き、下げに下げたきったねえスコアになっている。

見た目の印象と真逆の、下げられるだけ下げた採点。

真央は「なぜか」評価点をもらえない。誰よりも難しいことを誰よりも美しく決めているのに、出来栄え点がもらえない。

だから「基礎点」を上げていくしかなかった。高難度な上にも高難度にして、ジャッジが削りに削り、下げに下げたスコアの中でも圧倒的な「高難度技術点」で勝つしかなかった。
女子の体には耐えがたい、真実、過酷な試合の連続だったと思います。

何をしても下げられる恐怖。自分だけがダメだと決めつけられる不安。挑んでも挑んでもまともな評価をしてもらえない無念。

さまざまな不安要素を抱えながらの微妙精妙な高難度エレメンツの実施です。

真央は最初から異様なまでに「不利な状態」でスタートしなければならなかった。

あの奇跡的な演技の後でこんなことを言わなければならない残酷な不正採点。

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できたかできなかったかは、選手本人が一番わかっていることです。

全部やった。やりとげた。ものすごい手ごたえと達成感と充実感と、「できた!」という歓喜はある。

ならば「できた」のですよ、絶対に。だって練習にはあのマスター・ノブーオがついている。古武士のような頑固者、マスター・ノブーオはできていないことをできたとは決して言わない。できたときにだけできたと言う。明治の軍人のようなおっさんです。
そのノブーオが太鼓判を押していた。「できる」のだと。「練習ではできている、だから試合でも必ずできる」と。

その手ごたえがあったから、世界を泣かせた笑顔が出た。

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嬉しかった、嬉しかった、嬉しかった。

それは「できた」からなんです。

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それなのにこんな残酷なことを言わせる不正採点。

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真央。
真央が素晴らしすぎるから、キム・ヨナは何をどうしても勝てないから、だからルールを変え、得点を買い、マスコミを使って浅田真央はキムより下というねつ造キャンペーンを繰り返した。

わたしたちは見てきたはずです、いかにやすやすと世間が「テレビがいうこと」にだまされたかを。

キムは素晴らしい選手でしたか?ISUは確かにそう評価した。ならば誰かと並べても常にキムが素晴らしくなければいけない。どんな選手を横においてもキムが輝いていなきゃいけない。でも、そうではない。

本番中のスポーツ選手で「マレー熊」に激似だなんて、存在しません。キムだけなんです。キムだけが「おかしい」んです。
それなのに銀河点で勝てるなら、採点する側がおかしいです。

キムは誰と並べても、どんな選手と比べてもいつも異様に劣っている。それが事実です。

真央は努力した。努力し続けた。まっとうに練習し、真剣に試合に挑み、いつだって最高の演技を見せるという、選手として当然の努力をした。それを怠ったことなど一度もない。

では判定する側は?採点する側は正しい努力をしたのでしょうか。正しく見極め、公平に採点し、公正に順位づけるという「当たり前のこと」をまともにやってくれたのでしょうか?

わたしにはそうは思えません。

真央の演技が証拠です。

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人は、たいして優れていないものをチヤホヤしている暇はない。おつきあいでほめそやしたって「本当は」何が優れているのか、いずれ必ず理解する。

キムの浅田真央よりすごいからすごいんだぞキャンペーンだって、結局はメッキがはがれたではないですか。

「マレー熊でしかないキム」という「本人の演技」の前に弁解の余地はない。

世界数億人が真央の演技に感動したのは、それだけの質と美と正義とがあったからだとわたしは思います。

国籍も年齢も人種も違う、言葉さえ通じない単なる聴衆が真央の演技に心を打たれた。

それが「本物」lということです。それがスーパースターということです。

わたしは忘れない、真央ちゃんがたったひとりで勝ち取ったあの演技を。

そしてこれだけの奇跡のラフ真央演技をさらに越えて、「最高峰の演技」を常に希求し、「浅田真央を越えていく」ために努力し続けている真央ちゃんの「心」を、その尊さを忘れない。

昨日の真央を越えていく、浅田真央を越えていく。そんな空恐ろしいことは真央本人にしかできないでしょう。

真央ちゃん。

あれから三年たって、今でもスケートの不正採点はもっと薄汚くもっと卑劣にじわじわと底の底まで組織を腐らせ続けているけど、あなたの努力、あなたの背中、あなたの「生きる姿勢」を見て、育った世代が伸びています。

「真央ちゃんのようになりたい」と願う少女はおそらく自然に「真央ちゃんを越えたい、もっともっとうまくなりたい」と熱望することになるでしょう。

そのとき彼女たちは知るはずです、得点で、あるいはメダルで真央を上回ったとしても「浅田真央を越えること」は誰にもできはしないのだと、人が越えることができるのは「昨日の自分」だけなのだと。

そのとき初めて彼女たちは「浅田真央の真実」のものすごさをあらためて知り、そして「真央を越えたいと願った自分」のすばらしさも痛感することになるでしょう。

真央がわが子のようにかわいがっているしょーまも、ずいぶんと大人びてきました。闘う男の顔になってきた。

真央の背中を見て育った世代が、伝説のスケーターの背中を見て育った世代が、「実力で」まっとうに躍進しはじめたこと、それがわたしはとても嬉しい。

もし選手がそうと望むなら、真央ちゃんから学ぶことは無限にある。真央はとてつもなくいい先輩だ。




もしかしたら現役最後になるかもしれない来シーズン、来るべき最後のそのシーズン、真央ちゃんが理想の演技をリンクで実施し、歓喜にあふれて幸せいっぱいな姿を、「親戚」の皆さんと一緒に泣き笑いして見られることを、心から願ってやみません。

そしてわたしは真央のバンクーバー五輪金メダル奪還のために、これからも動き続けます。

ローリー・ニコルはかつて真央のことをこう言った、「彼女の演技を見ることで平和で幸せな気持ちになった人が増えれば世界は変わるかもしれない」「真央がいるところが平和になる」と。

ローリーはキリスト教圏の人間です。確かめたことはないがおそらく無宗教ということはないだろう。おそらくカトリックまたはプロテスタント、いずれにしてもイエスの存在は常に念頭にあるだろう。

その彼女が真央がいるところは平和になると言っている。そしてエキシビションにあの偉大なる宗教音楽家、大バッハの曲をもってきた。彼女はたぶん「真央はキリストだ」と言いたいのだと思う。

「この犠牲を見よ」

1この犠牲を見よ

真央のように純粋にスケートを愛し、ただひたすら精進し、高度な上にも高度な演技を見せ続ける「フィギュアスケートの申し子」を徹底的に傷つけて人権侵害を繰り返し、不当な扱いを続けたことで彼らはスケートを殺したのだ。

バンクーバーのときにそう言って「二度と見ない、アイスホッケーでも見るよ」と宣言したかつてのメダリストもいた。

「この犠牲を見よ」


にもかかわらず真央は勝利者であり続ける。

負けたのは誰だ?

負けたのはおそらく「闇」に加担した者たちだろう。

わたしは真央を勝者とみる。永遠の、究極の。そしてその勝利すら過去のものにしていく英雄だ。


皆さんは三周年、どんな思いでいるのでしょうか。





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浅田真央 | コメント(9) | トラックバック(0) | 2017/02/21 00:13
コメント
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No title
あれから3年経つのですね。写真を見るだけでも目頭が熱くなります。真央ちゃん。美しい人。 

四大陸がかの国開催のせいで見たくもない八百長女王をさん付けで記事にしているのを見ると本当にうんざりします。 家族は嫌なら見なければいいとミキムチのような事を言うのですが好きなフィギュアを見ているだけなのに相変わらずマスコミはフィギュア→真央ちゃんに憧れる次世代→真央ちゃんのかつてのライバルとかなんとか言っていちいち絡めてくるんですよね。  
うちの美しい真央ちゃんと同等にしないでほしいわ。
ソチ・ラフと2017四大陸で思うこと
もう三年なのですね…
今でも、真央姫が恋しくなるとソチ・ラフ、2016world蝶々さんを観賞しています。
あの時の感動と自分(&娘)の号泣ぶりを思い出すと何とも言えない気持ちになります。

四大陸で優勝した三原舞依さん、尊敬してやまない「ずっと憧れてきた浅田真央選手」と常々言っていた選手が表彰台の真ん中で笑っている姿はなんとも微笑ましかったです。

対して、樋口新葉さん。
憧れはキム・ヨナと安藤選手と言い、真央さんの復帰に露骨に複雑な表情をし(舌打ちしたとの噂もあり)、真央は終わったと発言していたと噂されている方は散々な結果でした。
大会前は「憧れのキム・ヨナに会えたら嬉しい」とはしゃいでいた。
大会後は「これが世界フィギュアでなくて四大陸でよかった」と発言し、ネットではちょっとした騒ぎになっているような…

目標とする選手を間違えると、スケートにも品がなく美しくない、という痛々しいことになっている上に、発言や言動でも痛い目に合う。負のスパイラルですね。
それにしてもなんでキム・ヨナ?なんでしょうね??
まだ始まってもない
世界の新葉ちゃん、残念だったわwww
思い出した2月
しばらく通勤中、シンゴジラをかけていました。
(宇宙大戦争マーチをかけて、鼓舞して出勤)

ふと、ラフマニノフが聴きたくなり、CDに手を伸ばしたら
そうなのです、三周年の日だったのですね。
私の心の何かが「三周年だよ、思い出しなさい」と伝えてくれたのでしょうね。

吹雪の中を車を走らせ、「真央ちゃんと共に生きる冬を迎えるのだ」と、自然と涙が出てた不思議なソチの二月でした。

ソチの演技。
何という高密度な世界でしょう。
真央ちゃんの体がギュッとつまって、一部の無駄がない姿を私はどう形容していいかわかりません。

今現在、世界のトップと言われている方々には、この高密度な世界がないのです。

三原さん、そして私は白岩さんに真央ちゃんと通じる何かがあると思い、応援しています。


記憶に残る と 記録に残る
「できた」ことに喜びを感じる人
と、
「認められた」ことにしか喜びを感じられない人


まさか同じ時代・同じ国のスケート選手だなんて…
No title
ソチオリンピックが懐かしいですね
このときの真央ちゃんは本当に美しくて永遠に忘れない宝石のようです

四大陸は若手の台頭が大きかったですね
今回優勝した三原さんは真央ちゃんと羽生くんが好きで
ネイサンはパトリックと羽生くんが好きなんですよね
若い選手が日本の素晴らしいスケーターに憧れて成長していく姿はとても嬉しいですね
憧れの選手たちの後をおって若き優勝者たちの今後も楽しみです
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ilovemaoさんのコメント
公開コメントにメールアドレスが入力されていたので削除し、再入力しました。
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2017/02/22 ilovemaoさん

素敵な文章ありがとうございます。あの日の奇跡を思いだし、読みながら泣いてました。真央ちゃんを越えられる人は現れないと私も思っていました。でも唯一越えられるのは真央ちゃん本人だと…。久しぶりに胸が熱くなりました。

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