「浅田真央を越えていく」



この記事の初出は2013年12月27日です。

罫線で囲まれた文章のCopyrightは「k.n 」さんにあります。

2013-12-27 09:03 k.nさん

思い出した

全日本初日、ちょっと早めに行って氷川神社で選手たちの成功を祈って参りました。
絵馬を見ると、高橋くんの足が良くなるようお願いする絵馬がたくさんありました。
更に見ていると、絵馬の中に一つ、子供の可愛らしい字で

「スケートが真央ちゃんよりうまくなりますように」

「真央ちゃんみたいに」じゃなくて、「真央ちゃんより」がミソ。
ガッツあるね!がんばれ、超がんばれ!だけどものすごくたいへんだぞw
おばちゃんは影ながら応援してるぞ!



姐さんも応援するわよ!その願い、聞き届けた!(おまえ誰だよwww

全日本に行ってよかったことはいろいろありましたが「誰がいなくなったとしても、きっと競技は続いていく」と思えたことでした。

今季で引退の選手の中には世界にその名をとどろかせ、日本史上初の栄冠をいくつも持った名選手や、スケートの歴史そのものを大きく動かした偉大な選手や、それこそ天界に名を刻んだかと思われるほど偉大で崇高な瞬間を幾度も見せてくれた人がいます。

一方で全日本出場を目安に、あるいは地方のブロック大会を、または二回転サルコーができれば、あるいはダブルアクセルが、というようにそれぞれの目標を胸に、ある人は夢をかなえ、また別な人は夢破れて、満足にしろ不満があったにしろ、時は過ぎゆき、「選手」の時間は終了します。

あたしは、ずっと見てきました。さまざまな出来事を、さまざまな思いを。

すべてがいいものばかりだったわけではありません。でも、すべてがわるいものばかりだったわけでもない。

浅田がいなくなったリンクにも、「選手」たちは現れます。
そしてそのひとりひとりの戦いを、ひとりひとりが戦っていくのです。

幾多の輝きを空に刻んで、そしてスケート人生の集大成として浅田真央はソチに行きます。

すべての不正、不遇、差別、非難、毀誉、そして賞賛と歓呼と歓喜すらも引き連れて、浅田はソチに向かいます。

あたしたちはそんな浅田の姿から多くのことを学びました。
各人が学ぼうと思った分だけ学び取ることができました。

批判だけしていた人には「批判だけをしていた自分」が残されます。

中傷だけしていた人には「中傷だけをしていた自分」が残されます。

そして浅田を想い、浅田を目指し、浅田を乗り越えようとしていくスケーターには「目標」と「希望」が残されます。

巨大な山があればこそ、人は頂上を目指します。


「浅田真央と闘ったという記憶がほしかった」と言って全日本出場をめざしていた森衣吹選手は、みごと出場を果たし、ショートではなんと浅田の直後に滑るという大引き当てがありました。

グランプリファイナルでは浅田を讃える選手の声がたくさん残されていますよね。ラジオノワちゃんのまおまおぶりは涙ぐましいほど可愛らしく、美しい光景に見えました。

素直に「好き」と好きな相手に言える幸運を、ラジオノワちゃんは自分の努力で勝ち取ったわけです。浅田が現役であるうちに。

浅田と滑ることは楽しい、と同じ選手たちから言われることはおそらく何よりも嬉しいことでしょう。同じ戦いを戦って、同じ勝利をめざしていた<スケート仲間>からの賞賛は他のどんな評価よりも重く真実であるからです。



今、浅田真央は己の人生を賭けて挑戦し続けてきた「フィギュアスケート」という競技の、まさに集大成を解き放つ場所への切符を手に入れました。
どんな順位であれ、得点であれ、状態であれ、バンクーバーからの四年近くを賭して自分で手に入れた切符です。

姐さんは浅田が全力を尽くすであろうことを、そして浅田が満足できる演技を残すであろうことを信じて疑わない者です。

この世のあらゆる邪悪さが浅田をつぶそうとしたけれど、ついに闇は光に打ち勝ちませんでした。

今浅田が現役でリンクにいること、それがもう<最終的な答え>だとすら思います。

あきらめなかった。浅田は絶対にあきらめなかった。ソチへ行く。ソチで最高の演技をする。その思いに真剣に、この上もなく忠実に、浅田は一途に戦いぬいた。

ソチ出場おめでとう、浅田真央。

本当におめでとう。


「現役の浅田真央」という巨大な山がたとえリンクからは消えたとしても「浅田真央という真実」は永遠に消えません。そしてその真実を目指して、乗り越えるために、越えていくために、フィギュアスケートに一途に向き合う若い選手があらわれます。

トリプルアクセラー、大庭雅の美しさ。あの気迫。明朗で元気で若々しい本当に新鮮な演技のなんと素晴らしかったことか。

國分紫苑の見せた、髙橋じこみのステップの華麗さ。

そしてまたそんな大輪の花を見て育つさらに若い選手たち。


競技の不正は、ただされなければなりません。

スポーツとしての公正さは、取り戻さなければなりません。

あたしたちは<奇跡>を目撃したのですから。そしてまたその奇跡すらも乗り越えようと励んでいる、<フィギュアスケーター>の未来のためにも。

k.nさん、氷川さんはきっとあなたの願いをかなえるでしょう。それが無私の願い、無償の愛情から発せられたものだったからです。

フィギュアスケートのことで驚き、嘆き、悲しめる人は幸いです。自分を越える大きな何か、自分を含めて外に広がるもっと大きな何かについて、内から湧き出る「思い」から動くチャンスがあるからです。

日本人選手がこうむっている、味わっている経験というのは、<日本>全体と連動します。
なぜこのようなことが公然となされているのか、それによって誰が得をするのか、動くカネはどこに行くのか、より大きな枠組みで「他でもない、今まさに日本で起こされている出来事」として、<事実>を集め、判断し、そして自分の判断で動きましょう。

あたしはあたしの判断で、フィギュアスケートの不正採点は日本を弱体化させていると思うから、それがあたしの真実だから、公正な採点をと言い続けます。

来年の冬、浅田真央はもういない。毎シーズン、まるでそれが当たり前の年中行事で、来る日も来る日も浅田がそこにいるのが当然だったかのように、華麗な演技を花開かせた「現役選手の」浅田真央はもういない。

でも、日本の、あるいは世界のどこかで浅田は必ずや幸せに清く正しく美しく暮らしていくだろうし、「浅田真央の真実」を胸に、自分も幸せに生きていくのだと、そのために悔いない今シーズンを過ごすのだと、姐さんは日々決意を固め続けています。


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浅田真央 | コメント(18) | トラックバック(0) | 2014/05/19 19:05
コメント
ありがとう
姐さん  ありがとうございます。

涙で最後は文字がかすんでしまいました。



「浅田真央」に出会えて幸せです。

ありがとう 真央ちゃん!!!
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真央ちゃんの美しい未来のために
全日本 女子フリーの当日のお昼頃

寒風吹きすさぶ日本海の海岸沿いの道を車で走っていました。
天気予報は「雪」 
灰色にたれ込めた雲と 鈍色の海・・・
これぞ 冬の日本海! と言った風景でしたが

ふとみると 雲間から 青空が覗き
水平線に 綺麗な虹が架かっているのが見えました。

なんだか真央ちゃんの未来を見たような気がして
何とも言えず 幸せなきもちになりました。

全日本が終わった後の記者会見で
真央ちゃんは オリンピックに向かう心境を聞かれ

「わくわくしている」と言っていましたよね。

その言葉を聞いて 勇気が湧いてきました。

真央ちゃんの美しい魂が「わくわくしている」ならば
心配要らない!
大丈夫だ!!! って思います。


真央ちゃんのことで 一喜一憂・・・。

でも いつも 真央ちゃんの笑顔に 励まされてばかりのこれまででした。

真央ちゃんの「ワクワク」に 大きな元気玉を届けられたらって
心底思います。

残り僅かな時間となりましたが
全力で 応援!!! あるのみ!!!です。



姐さんの愛
姐さんのフィギュアスケート愛
真央愛に 私たち救われてます。
ありがとうございます。

マスメディアでは見られない真央への愛。
それに渇望していた事にこのブログに出逢って気づきました。
レミゼ対決
姐さん、大庭雅ちゃんの事を語らせて下さい。

雅ちゃんはKYと同じ、「レ・ミゼラブル」ですよね?
レミゼは本しか読んだ事がないので、使われている曲がどういった場面なのか全くわかりません。
KYの演技を見ても「『レミゼ』だよね?なにを表現しているんだろう?」
一所懸命考えても全然分かりませんでした。
でも雅ちゃんのレミゼを見たら「悲哀」「憂い」「苦悩」そしてクライマックスは「生きる喜び」……
ばんばん伝わってきて涙が止まりませんでした。
表現力ってこういう事ですよね?
KYは、ご自慢の表現力すらジュニアに負けてると思います。
ミヤビーレミゼ
めろでぃ様

私にも便乗して語らせてくださいっっ
レミゼ選曲、そして雅ちゃんのあの衣装。
前情報なんもない情報でTV見てたものですから、出てきたとたんに「うぁぁぁぁ」
となって、3A跳んだときはたまげました!
そしてめろでぃ様のおっしゃる通り、劇的な感情の動きがはっきりと伝わってくる演技。
解説では自分で編曲したと言われてた気がします、すごすぎです。
キムチの記憶は雅レミゼによって上書き完了されました! ビヴァ雅!

日本女子は大丈夫です。てか日本は大丈夫です。
No title
姐さん、もう泣けてきちゃったよ 。・゚・(*ノД`*)・゚・。

今回の全日本では不快な事ばかりではなく、下の世代に真央ちゃんの意思が受け継がれていってるのを感じ嬉しかったです。
雅ちゃんが3Aに挑戦したのも真央ちゃんの背中を見て育ってきたからでしょう。
黙って戦う姿をちゃんと後輩は見てたんですよね。
そしてその後輩の憧れとなり、そして目標となり、日本の女子フィギュアスケートは栄えていくはずなんだけど、大人の勝手な都合で汚染されていく。
今出てきている原石をちゃんと育て、そして世界に羽ばたかせてあげてほしいです。
ソチは今後のフィギュアスケートの未来をも決める大会ですね。
そこで真央ちゃんと高橋くんが活躍することを信じています。
受け継がれていくもの
全日本が終わった時
「来年はこの舞台に真央ちゃんはいないんだ!」
そう思ったら、心が空っぽになりました
でも、真央ちゃんの背中を見て、その思いを受け継いだスケーター達がリンクにはたくさんいる
一人一人が正当に評価され、真っ直ぐ真っ当に伸びていかれるよう、微力ながら頑張ります
涙がでます。
姐さん、この文を読み心が動き涙が出そうです。

色々な感情が湧き出た全日本でしたが、真央ちゃん自身が諦めていない事が伝わってきたので、私が揺れて
どうする‼と喝を入れながら、その後の日々を送っています。

いつも、姐さんがおっしゃる様に
真央ちゃんと同じ時代を過ごせて
良かった!と心の底から感じる事
が出来ています。
いつまでも、見守っていたい!そう考えてしまうけれど、有終の美を飾り、美しいスケートと爽やかで、華やかな雰囲気をリンクと人々の記憶に残して、彼女は別の幸せに移って行くんですね。

私も、まだまだ諦めず力になります。自分の身の回りから整えます!まずは、明日の仕事納め後の大掃除頑張りますね!
姐さんありがとう♪
あの絵馬を見た時、これは姐さんに知らせなくては、となぜか思いました。
ですが今日までそれを忘れており、急に思い出して今朝投稿しました。

本来神様は神社は願い事をするところではなく、感謝と自分の決意を聞いていただくところだと誰かに聞いてから、私は自分の願い事はあまりしないようにしています。(書き間違えていたので訂正しました)
ですが、今回は自分のことではないし、自分の力ではどうにもならないことなので、「お願い」をしました。
点数はともかく、男子も女子もかなりの神演技大会になってくれたので(高橋くんだってあの怪我と練習不足であれだけできれば神演技ですよね)、願いは叶えていただけたと思っています。
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泣ける
真央ちゃんがいないフィギュア界なんて…。姐さんのように私も決意しなければ!でもソチor世選が終わったら間違いなく真央ロスになりそうです。

姐さん、観戦お疲れ様でした。宮原さんは風格ありますね。戦メリの旋律にピッタリあわせてジャンプも完璧。練習熱心みたいだし今後はもっと化けそうですね。雅さんは、3A飛びも素晴らしかったですが、「4年後は?」と聞かれ「わかりません」と言ってたのが潔くてかわいかったです。
姐さん ありがとうございます
今会社の大掃除を終えて帰る電車ですが 思わず涙が出そうでした
電車なので我慢しまくりましたが…

真央ちゃんありがとう
真央ちゃんの背中を追いかける後輩ちゃん達ありがとう そして応援しています
真央ちゃんがソチで最高の演技と笑顔を見せてくれると信じています
この前の全日本のあと改めて確信しました
真央選手がタラジョニによりベストドレッサーに!
http://www.nbcolympics.com/photos/tara-and-johnny-reviewing-seasons-fashions

姐さんこんにちは!
とても良い記事ですわよ。
おしゃれなジョニーに褒められて真央大したものだと思います。

年末年始健やかにお過ごしください。
かしこ
柴犬

追伸
たくわんの顔 と・て・も・不・美

ジョニーとタラの悪意を感じましたv-8
このタイトルはまさか…!
k.n様の記事かしら!?…と思ったらそうでした!(^^)!

この記事は、私の中にキラキラした輝きをもって残っています。子供だからこその力強さ、光のような真っ直ぐさ、大人の屁理屈なんか瞬時に萎んでしまう正当さがこの少女の言葉からは感じられて、今でも読むとふしぎな力を貰います。k.n様の少女へのコメントも、何故か自分にも向けられているような気がしてきます。
この記事の上がった時期は、人ってなんだろう、信じるってなんだろうって悩んでいまして、今もその悩みは続いているのですが、この記事を読んだときは、自分でも驚くほどボロボロと涙がでました。
この少女のように、自分の中に沸き上がる気持ちに正直いられる強さを、もっともっと持たなくてはと思いました。

浅田真央さん、これからしばらくゆっくりと過ごされるようですね。いくらしっかりと心で決めたとはいえ、言葉に出して宣言するのは、大変だったろうと思います。自分で選択できる当たり前の自由を、思いっきり謳歌してほしいです。そして、今なお現役で続けてている選手の方々の、これからのベストパフォーマンスを、この少女のような気持ちで応援出来るよう、私も出来る事を、出来る形で。
姐さま、今一度この記事を上げてくださって、ありがとうございます。
より高いところへ
はじめまして。今日初めてこちらのブログ記事を読みました。真央さんのこと、ヨナのこと、スケート連盟のこと等々。
特に真央さんを始めとする日本選手に関する記事は、読んでいて涙をこらえることができませんでした。
選手への尊敬と愛に共感しました。
フィギュアスケートはスポーツです。スポーツである以上、選手はより高くより速くより強くなることを目指します。
それを阻もうとするのはスポーツへの冒涜に他なりません。
浅田真央さんは常に前へ前へ、より高みを目指して努力を重ねてきました。すべての逆境を打ち払い、他の選手が諦めてしまう難しいジャンプに果敢に挑み成功させてきました。素晴らしい、ものすごい選手です。
私は40年フィギュアスケートを見続けてきました。みどりさんが出てきたとき全身が総毛立ちました。そして真央さんがそれを目指し、やってのけた時、私はこの時代に
居合わせたことを感謝しました。
真央さんは諦めない、迎合しない。ひたすら自らのスケートを磨き続け、唯一無二の存在になりました。
この記事にある少女のように浅田真央を超えたいと思う選手がもっともっと増えて欲しいです。
プルシェンコ氏は「フィギュアスケートは進化しなければならない、それがフィギュアスケートなのだから」と言いました。そうなんです。それがフィギュアスケートがスポーツたる所以なのです。
あるブログに

3Aを飛ぶことになんの意味があるのか?飛ばなくても高得点は得られる。だから浅田真央以外の選手は挑戦しないのだ。飛べないのではない、飛ぶ必要がないのだ。

と書いてありました。
それではもはやスポーツではないと思います。より高みを目指して闘うからこそ面白いのです。今までにあるものだけを踏襲し美しさだけを鑑賞させるならそれは伝統芸能です。スポーツとしてのフィギュアスケートは衰退するだけでしょう。

長くなり申し訳ありません。
芸術と技術を融合させ人間の限界に挑むフィギュアスケートを愛するものとして、姐さんに感謝申し上げます。
ありがとうございます!!

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