WADAとIOCってどうなってるの?英語能力者様、教えてください

いちごスプーンさんが、とってもいい問題提起をしてくださいました。

罫線で囲まれた文章のCopyrightは「いちごスプーン」さんにあります。

2014/01/11 いちごスプーンさん

WADAのニュースを読んでみたのですが

アンチドーピングについて気になっていながらも情報収集をまるでしていなかったので、まずはモスクワの検査所についてのニュースのWADAの出典元を読んでみました。(そのあとどうなったかという記事はなさそうです。)

http://playtrue.wada-ama.org/news/wada-decision-on-the-status-of-compliance-regarding-the-moscow-antidoping-center/

そこにこういう一節がありますが、(ボールドにしたのは私です。)↓

While WADA is not the responsible medical authority during the period of the Olympic Winter Games in Sochi, WADA strongly suggests that the IOC consider appropriate action (including the appointment of necessary experts) to ensure the complete integrity of all analysis performed by the
Moscow Laboratory operating in Moscow and/or in the satellite facility in Sochi.

WADAはソチオリンピック期間中は not the responsible medical authority ってどういうことなんでしょう?

ドーピング問題について口を出す権限がない、という意味のように思ったのですが…。

不勉強で恐縮ですが、ソチオリンピックのドーピング検査はWADAとは関係なくやるということなのでしょうかね。

それもあって、このモスクワのドーピング検査施設は信用ならないから、改善しない限り認可停止にするという文脈なのか。

そうすると皆さんが心配していらっしゃる文脈と逆になるのでしょうか。

英語能力者さまたちのご見解を知りたいです。よろしくお願い申し上げます。

フランス語のほうも英語版と同じような意味のようです。
ttp://playtrue.wada-ama.org/fr/news/decision-de-lama-au-sujet-de-conformite-du-centre-antidopage-de-moscou/



全文引用してみますね。



WADA Decision on the status of compliance regarding the Moscow Antidoping Center
November 17, 2013
http://playtrue.wada-ama.org/news/wada-decision-on-the-status-of-compliance-regarding-the-moscow-antidoping-center/

WADA has rendered a decision on the status of compliance of the Moscow Antidoping Center.

Pursuant to Article 4.4.12.2 of the International Standard for Laboratories (ISL), whenever WADA has reason to believe that the suspension of a laboratory may be required and that immediate action may be necessary in order to protect the interest of the Anti-doping Community, WADA may immediately suspend a laboratory’s accreditation.

After a careful review of the recommendations and the applicable rules made by the Disciplinary Committee, WADA has decided on the following:

The accreditation of the Moscow Laboratory is suspended for six months, but that suspension shall not come into effect unless:

1. By 1 December 2013 the Moscow Laboratory has failed to engage independent Quality Management experts satisfactory to the WADA Laboratory Expert Group to assist the Moscow Laboratory in drafting, finalizing, implementing and embedding throughout the operations of the Moscow Laboratory a comprehensive Quality Management program that is sufficient to allow everyone to be confident of the accuracy and reliability of results moving forward; and

2. By 1 April 2014 (and allowing within that time-limit for appropriate action and comment by the WADA Laboratory Expert Group those independent Quality Management experts have satisfied this Disciplinary Committee that the Moscow Laboratory has in fact drafted, finalized, implemented and embedded throughout its operations a comprehensive Quality Management program (for which the Moscow Laboratory director will be responsible) that gives the Disciplinary Committee the necessary confidence in the accuracy and reliability of the results reported by the Moscow Laboratory.

If the two above-mentioned conditions are fully satisfied within the specified deadlines (to which no extensions will be granted), then the above referenced six month suspension of accreditation of the Moscow Laboratory shall never come into effect.

However, this shall not affect the right of the WADA Laboratory Expert Group to come forward with a new recommendation in the future where it deems new facts warrant it; and in doing so the WADA Laboratory Expert Group may if it sees fit refer to and rely on the fact of the (suspended) suspension of accreditation imposed further to point 1, above.

While WADA is not the responsible medical authority during the period of the Olympic Winter Games in Sochi, WADA strongly suggests that the IOC consider appropriate action (including the appointment of necessary experts) to ensure the complete integrity of all analysis performed by the

Moscow Laboratory operating in Moscow and/or in the satellite facility in Sochi.

In accordance with article 13.6 of the World Anti-Doping Code, this decision may be appealed by the Moscow Antidoping Center before the Court of Arbitration for Sport (CAS) within 21 days of its notification.



英語能力者の皆さま、これはどのように訳せば正解でしょうか。大変お手数ではございますが文意について教えていただければ幸いです。よろしくお願い致します。


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キム・ヨナのドーピング疑惑の歴史 | コメント(12) | トラックバック(0) | 2014/01/11 19:36
コメント
No title
While WADA is not the responsible medical authority during the period of the Olympic Winter Games in Sochi, WADA strongly suggests that the IOC consider appropriate action (including the appointment of necessary experts) to ensure the complete integrity of all analysis performed by the
Moscow Laboratory operating in Moscow and/or in the satellite facility in Sochi.

 「WADAはソチ冬季オリンピック競技会期間において、医学的な権威として責任のある機関ではないものの、WADAは、IOCが、モスクワの検査施設において、および/あるいはソチに置かれるそのサテライト施設におけるすべての分析の完璧な整合性を確実にするための適切な行動(必要な専門家とアポイントをとる)をとるべきだと強く提案する。」

 直訳だと以上のようになる。冒頭の”While"は、”〜である一方”とう意味です。ざっくり訳すと、「我々WADAは、ソチオリンピックに正式にもの申す立場にはないんだが、IOC は適当な専門家に頼むなどして、モスクワおよびソチに置かれる検査機関の間でちぐはぐな取り扱いがないようにしろ、と強く言いたい・・・」そんな内容です。

 
No title
さっきの和訳、「〜(必要な専門家とアポイントをとる)をとるべき」のところ、「〜必要な専門家を任命することを含む)に訂正します。
No title
すみません。もう一回読んだら、私が訳してみたものって、いちごスプーンさんが読み取ったのと変わりませんでしたね。つまり、私もいちごスプーンさんのように解釈しました。でも、WADAがソチでのドーピング検査を行う機関ではないのは確かですが、口を出す権限がないというわけではないと思います。引用された全文の最後で、この決定(モスクワのドーピング検査所のサスペンション)に文句があるなら、国際反ドーピング法に従って、この通告より2週間以内に異議申し立てを行え、という文があるので、モスクワの検査所(Moscow Laboratory)よりも権威がある機関でしょう。反ドーピング委員会の下にあるのがWADA、モスクワとソチの施設はその下にある。英文からそう解釈しました。もう、とっくに分かっていることなのかもしれませんが、私はこの英文を読んで初めて知ったので・・・。

どうもありがとうございました!
>姐さま 

記事にしてくださってありがとうございます。

非公開コメントにしてしまって、お手数をおかけして申し訳ありませんでした。
これから甘えることなく気をしっかり持ってがんばります。

そしてこれまで、姐さまのブログを通して、いろんなことを教えていただきました。重ね重ねありがとうございます。

>「キンケンジはいらない」さま

3つのコメントは匿名とはいえ同じ方からだと思いますが、読んで下さってありがとうございます。
私がうまく読み切れなかった部分もご説明に含まれていたので、うんうん、とうなずきながら読ませていただきました。

-----
さて

いまIOCのMedical Comission(医事委員会って言うんでしたっけ)というページを読んでいます。

ttp://www.olympic.org/medical-commission?tab=games

ソチオリンピックのドーピング対応に関してはIOCのこのMedical Commissionが最終的な責任を負っているようですね。
オリンピックだから当然ですが。

いろいろ資料があってとても読み切れませんが、少なくともドーピングについてはIOCはソチ五輪で厳しく対応するつもりのようです。

今回のオリンピックで何が変わるか、ということを説明するお手紙なのでしょうか、
Accompanying letter to stakeholders - Summary of substantive change
というものもpdfで公開されており、おそらく担当者らしき人のメアドまで載っています。

ttp://www.olympic.org/Documents/Games_Sochi_2014/Anti-doping/CI_Anti-Doping_Rules_Sochi-eng.pdf

それを読むだけでも一応厳しい姿勢は伝わってきます。

こういう姿勢が、どの選手にたいしても、impartialに行わればと望む限りです。
一足遅かったかもしれませんが
一応、書き込みます。

本文内の英語を全文読んでみましたが、自分の解釈も、いちごスプーンさま、匿名さまとほぼ同じです。
WADAの立ち位置は(匿名さまもご指摘の通り)、ソチ五輪ドーピング検査の実働部隊ではなく、監視役のようですね。
英文の大意は、WADAが実働部隊のモスクワラボに対して2つの条件を出しており、これらの条件を満たさない限り6か月間の許可(WADA公認の、ということかな?)一時停止を表明した、ということですね。

昨年11月の記事のようですので、この続きがあるのか(モスクワラボが異議申し立てをしたのか等)自分もチェックしてみます。
No title
遅ればせながらコメントさせていただきますが、本文に引用されている英文の意味するところは
いちごスプーン様や上にコメントしてらっしゃる皆様と同じと解釈します。
No title
お疲れさまです。


いろいろ記事をみてみましたが、上記でもキンケンジはいらないさんやnonnさまがおっしゃっているように、あらゆるスポーツがWADAの管理下で、その開催地の検査所に於いて検査をするようです。

モスクワタイムスの12/2の記事では、「ロシアの検査所は禁止令はまぬがれそうだ」と書いてます。

12/2の記事です
http://www.themoscowtimes.com/sochi2014/Russian-Lab-to-Avoid-Olympic-Ban.html

こっちが11/18の検査所の6ヶ月間の資格停止を危ぶむ記事
http://www.themoscowtimes.com/sochi2014/Russia-s-Main-Anti-Doping-Lab-Under-Fire-Before-Sochi.html
Re: ソチオリンピックのドーピング検査はWADAとは関係なくやる?
2009年に切れてるので参考程度ですがWADA規定の日本語訳から抜粋

WADAは「ドーピング検査のデータ及び結果に関する中枢の情報交換センターとしての役割」
で検査の重複などを防ぐための調整などを行います。

国内ドーピング禁止機関(日本ならJADA)はその国に居合わせた選手、国民に検査権限を有し、
各国際競技連盟(ISU)はその競技に参加する(国際大会レベルの)選手に検査権限を有します。
それぞれが検査リストを作って検査を行います。情報はWADAに報告。

競技会のドーピング検査は1団体のみが主管します。
オリンピックはIOC、世界選手権はISU、国内大会はJADAが主管します。
ただし、主管しない機関でも権利を有する選手に対して追加の検査を行いたい場合には主管機関と調整の上行うことができます。
主管団体と意見の相違がある場合はWADAに追加検査を許可しろと求めることができます。

■検査に関する国際基準 2009 (日本語版)2009年12月31日まで有効(参考)
http://www.playtruejapan.org/downloads/code/WADA_IST_2009_JP.pdf


なのでオリンピックのドーピング検査はIOCが主管し、
フィギュアで何かあればISUとロシアのドーピング機関、選手の国のドーピング機関が追加検査を要求する権利を持ち、
WADAが間に入ってやってもいいよ的なことではないかと思います。
最新の日本語版はなかったので原典あたれる方はぜひ。

あとIOCは五輪憲章で競技の実施は各国際競技連盟(ISU)がやってよねと書いてるので、そっち側から考えればドーピング検査もISUにお任せな可能性もあるかと。
どちらにしてもWADAは消極的な立ち位置と思われます。
みなさまありがとうございます。
いろいろとご意見いただきまして、ありがとうございました。

オリンピックで検査の責任を直接的に負っているわけではないけど、何か検査で不服とか問題提起があれば、WADAは取り持つし、指摘する、となるわけですね。

今回も「モスクワの検査所はしっかりしろ」ともの申したわけですし。

うるさく言われたくなければこっちにも何かよこせという示唆でなければ(笑)、オリンピックのドーピング検査を実際に行わないほかの組織が、検査に対して目を光らせるというのはよいことだと思います。

お問い合わせも、WADAにしてもいいということですしね。
むしろソチ五輪でおかしいと思うことがあれば、IOCよりもWADAに指摘した方がいいという考えも成り立ちます。

ケーワットさんからいただいたモスクワタイムズの記事を読みました。
処分を受けてしまった場合(まだ不明ですが)、オリンピック中、検体を外国のラボに送って見てもらわなければならなくなるという意味なんですね。
ドーピング検査そのものが行われないということではないということがわかりました。ちょっと安心です。

Moscow is setting up a "satellite" lab in Sochi to test samples during the Games. If the lab is suspended, the IOC would have to ship the samples out of the country to another lab for analysis.

http://www.themoscowtimes.com/sochi2014/Russian-Lab-to-Avoid-Olympic-Ban.html

みなさまご意見ありがとうございました!
No title
反ドーピング委員会に韓国が2月から入ります
そんでこんな記事が
ロのスケート選手ドーピング違反 17歳の女子- 共同通信(2014年1月10日20時50分)
国際スケート連盟(ISU)はフィギュアスケート・ペアの女子選手で17歳のオクサナ・ナガラティ(ロシア)が禁止薬物に陽性反応を示したため、1年間の出場停止にしたと発表した。10日、AP通信が報じた。
 ISUによると、スロバキアでジュニアグランプリに出場した際、医師が禁じられている利尿剤を誤って処方したという。(共同)

ロシアを狙い撃ちなのか、それともロシア事態が厳しくあたるという意味なのか?
だれか教えてほしいです
Re: みなさまありがとうございます。
いちごスプーンさん

安心できないです。
IOC側が、各国のIOC委員に対してその国の国家権力の容喙を許さないようにと通達しているのは、ドーピング検査も含めて「IOCに都合の悪いことを発覚させないため」でもあるのです。

IOCの主な収入源はアメリカのスポンサー企業から入る協賛金(という名の五輪マークの使用や五輪期間中に自社製品を選手に独占使用させることなどを含む五輪の商用利用金)とアメリカのテレビ局に販売するテレビ放映権料です。アメリカ・オリンピック委員会(USOC)は常にIOCの一番の収入源でありながら、IOCに流れ込むカネがアメリカに還元されることなくスポーツ後進国に再分配されて自国のライバルに使われていることなどを理由にして常に批判的でした。
またテレビ放映権販売のIOCの取り分について毎年もめており、この配分比率は、毎年、四年任期、再任可のUSOCのトップがどのくらい政治力があるのかを見る目安になっているほどです。

IOSは常にアメリカよりももっと協力的でもっと多額の収入を得られる国と企業を探しています。

韓国とサムスンとはそのニーズにぴったりフィットしたのです。

そしてキムのドーピング検査は今回も見逃される可能性が高いです。

1988年末にローザンヌでIOC会長だったサマランチは「空飛ぶ検査団」の設立を発表しました。設立に百万ドル、年間維持費用が50万ドルのこの検査団はどの選手もぜったいにごまかしようがない「抜き打ち検査」を世界中で実施すると発表されました。しかしこのプロジェクトは「経費の確保ができない」ことを理由に廃止されています。同時期に新しいオリンピック博物館(無駄な大箱)は四千万ドルを投じて竣工されたのに。

ポーズだけなんですよ。IOCは常にポーズだけなんです。

各国政府を介入させないのも、ドーピング検査を一手に引き受けて第三者機関に介入させないように持ち込む、どうしても必要がある場合は自分たちの息のかかった検査機関=WADAを使う、などしているのはドーピングの事実を隠すためです。

あるいは捏造するための。

今後も注意が必要です。無駄だと思われるかもしれませんが、皆さんもできるだけ多くの場所に五輪ドーピングの必要性と検査の透明化、第三者機関による不正の排除などを訴えていただきたいです。
No title
タラソワさんが
練習のしすぎを指摘
前の夜までしていたなら
ふらふらになりますよね
なぜコンデション管理するスタッフがいないのか
鈴木さんも足を痛めてるし
根性でなんとかなる時代は終わってるのに

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