テクニカルハンドブックとGOE判定についての資料

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2014-01-11 もっちゃんさん

テクニカルハンドブックとGOE判定についての資料


比較画像制作の資料としてご利用ください。

日本スケート連盟ホームページに掲載されている「ISUジャッジングシステム テクニカルハンドブック」
の情報をこちらでまとめておきます。

特にGOE判定について、動画能力者の皆様、なんとか動画に盛り込めませんか?(自分に能力なくてすみません)
とても明快に「おかしさ」が伝わると思います。


ISUコミュニケーション/ハンドブックQ&A
http://skatingjapan.or.jp/whatsnew/detail.php?id=1695&sports_id=2


上記より、シングルに関するものを以下に抜粋

■テクニカルハンドブック

シングル(和訳)(2013.8.12版)
http://skatingjapan.or.jp/image_data/fck/file/Figure_ISU_Communication/2013-14_TPHandbook_single_J_ver1.pdf

シングル(英文)(2013.7.18版)
http://skatingjapan.or.jp/image_data/fck/file/Figure_ISU_Communication/2013-14_TPHandbook_single_ver1.pdf



■価値尺度(SOV)、難度レベル(LOD)、GOE採点のガイドライン(和訳)

和訳
http://skatingjapan.or.jp/image_data/fck/file/Figure_ISU_Communication/comm1790J.pdf

英文オリジナル
http://skatingjapan.or.jp/image_data/fck/file/Figure_ISU_Communication/comm1790.pdf

⇒これのp12に、シングルのGOE判定要素が詳しく掲載されています。

【ジャンプ】

1) 予想外の / 独創的な / 難しい入り
2) 明確ではっきりとしたステップ/フリー・スケーティング動作から直ちにジャンプに入る
3) 空中での姿勢変形 / ディレイド回転のジャンプ
4) 高さおよび距離が十分
5) (四肢を)十分に伸ばした着氷姿勢 / 独創的な出方
6) 入りから出までの流れが十分(ジャンプ・コンビネーション/シークェンスを含む)
7) 開始から終了まで無駄な力が全く無い
8) 音楽構造に要素が合っている


【スピン】

1) スピン中の回転速度あるいは回転速度の増加が十分
2) すばやくスピンの軸をとることができる
3) 全ての姿勢でのバランスのとれた回転数
4) 規定回転数を明らかに超えた回転
5) 姿勢が良い(フライング・スピンの場合には空中での高さおよび姿勢を含む)
6) 独創的でオリジナリティがある
7) 全局面でのコントロールが十分
8) 音楽構造に要素が合っている


【ステップ】

1) エネルギーが十分で焦点の定まった演技
2) シークェンス中のスピード,またはスピードの加速が十分
3) 十分に明確で正確
4) 深いはっきりとしたエッジ(全てのターンの入りと出を含む)
5) 全身が関わり十分にコントロールされた正確なステップ
6) 独創的でオリジナリティがある
7) 開始から終了まで無駄な力が全く無い
8) 要素が音楽構造を高めている


【コレオグラフィックシークエンス】

1) 流れがよく,エネルギーが十分で焦点の定まった演技
2) シークェンス中のスピード,またはスピードの加速が十分
3) 十分に明確で正確
4) 全身が関わり十分にコントロールされている
5) 独創的でオリジナリティがある
6) 無駄な力が全くない
7) プログラムのコンセプト/特徴を反映している
8) 要素が音楽構造を高めている


各要素にて)GOE+1判定:2項目該当 GOE+2判定:4項目該当 GOE+3判定:6項目またはそれ以上 です。
全選手中ぶっ飛びでGOEてんこ盛りのキンケンジさん、GOE+3なら6項目以上該当しなければなりませんが。
どうやったって6項目該当してると判断するのは無理があると思うのですがね。



もっちゃんさん、ありがとうございます! 動画作成能力者様以外でも、「これ」が採点の基礎ですから役に立つことと思います。


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ISUの諸問題 | コメント(5) | トラックバック(0) | 2014/01/11 21:32
コメント
恣意的な操作がしやすい
姐さんこんばんはー。記事にして頂いてありがとうございます。

GOEの判定基準、一見客観的・合理的に見せかけてますが、よく見ると「どうにでもとれる」あいまいな基準ばっかりなんですよね。

・独創的でオリジナリティ~
・音楽に合っている~
・十分である~


こんなの、どうなら満たしていて、どうなら満たしていないのか?どういう線引きが出来るのでしょうか。

またGOEには「マイナス要件」というのもあり(既出のテクニカルハンドブックに記述)、最終的なGOEは、マイナス要素とプラス要素を総合的に判断し、結果がプラスならプラスに、マイナスならマイナスに判定します。
要するに、どの要件でマイナスされ、どの要件でプラスされたかは明らかにされません。

これが、GOEをいくらでも採点操作できる温床の1つではないかと思います。
ジャッジはいくらでも言い訳できますからね。ルール改正の必須箇所だと思います。

個人的には、GOEというのは基礎点からの減点方式でいいと思っています。
(減点の基準と点数も議論の余地あり。2重減点の排除とか。)
だって、3Aは3A、3Lzは3Lz。どんなフォームで跳ぼうが、マイナスするところがないならば、それは同じ技である以外何物でもないですから。
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No title
手相見ねえさん こんばんは
みなさん、某はいつもエレメンツの一つ一つが美しくないのに点数が高いとか言われていますよね。
で、ある方が「美しくなくても規定の要素さえ満たしていればレベルも取れるしGOEもとれる。美しくなければいけないなんてルールにはない。だからキムが高得点でも問題ない。」と言われていました。
それでルールを見てみたのですが美しさを要求するような文言って書かれていないんですよね。(器械体操のルールブックには冒頭に難易度・美しさ・雄大さ・安定性などの観点から採点すると明記してある。)
だからどんなに汚かろうが、規定さえ満たしていれば上記の方がおっしゃっているようにどうとでもとれるGOEをてんこ盛りすることができますよね。
それにジャッジには、なぜこんな点数を付けたかなんて説明責任もない訳ですから。

ルールってある意味選手のためにあるものだと思うんですけど、今のフィギュアのルールに関しては審判と特定選手のみのためのルールになってしまっていますね。
ちょこほりっくさんへ
有益なコメントほど圧倒的非公開の法則があるらしく・・・そうなんですよ!
ISUはテクニカルコントローラーの判定でレベルを知らされてもそれに引きずられてはいけない、ということで出来栄え「だけ」をつけなさい、という指導になっていますから、恣意的な点の加算がジャッジのさじ加減ひとつでできちまう、というのが最大の問題点だと思います。異常ですよ、こんな競技。
No title
こんな風にGOE判定の明確な項目があるとは不勉強で存じ上げず、
とても驚きました。
恣意的な加点ができる構造になっているんですね。
改めて演技を見ながらチェックしていくと
恣意的な加点が可能とはいえ、
やはり明確に異常な状態だとわかりました。

私が感じた通りの編集で間違いもあるかもしれません。
観戦初心者のもやもやとした異常さをクリアにする手助けになればと
動画にしてみました。

http://youtu.be/TIZKpEeffuA

題してGOEってなに?です。
バンクーバー時のGOEの表もお借りしました。
大多数の採点がよくわからない層にわかって頂けるよう
攻撃的にならないよう眈々と、
事実だけを比べてみただけのつもりなのですが
正直なところ何しろ正しいかもわかりません。笑

間違いがあればぜひ教えてください。
皆様の想いが伝わりますように。

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