「新採点システムを作った人」も納得できていない欠陥採点

ご本人の画像を見て「うわっ武器商人!」と思ったことがある姐さんですが、いやいや立派な方ですよ。ISU採用の新採点システムの普及に努め「アタイが思った通りの点を出しなさいよ」と日々周囲を恫喝、いやそんなことはなさっていない。努力なさっている方です、ええ。知らないけど。
ダメですねえ、悪く悪く取ってしまう。スポーツライター田村明子氏の手になる良書、

銀盤の軌跡: フィギュアスケート日本ソチ五輪への道

を読んで「ああ、やっぱ問題だらけだよな~」と著者の意図とは正反対の意見を持ってしまいました。

田村明子氏の心の揺れとときめきがよく伝わるセンシティブな行間を持った選手への思いと、やけに断定や言い切りが多い採点システムへの言及箇所と、まるで二人の別の人間が交互に書いたかのような乖離がとてもスリリングです。
スケートが好き、いい演技が好き、すばらしい選手が大大大大好き!な気持ちの揺れ。ファンとしてはそこをこそ、もっともっと共有したいなと思いますが、この言い切り部分の切なさです。

皆さんに定価で買って読んでいただきたいですね。「フィギュアスケートの本は売れる」「田村明子氏の本は売れる」と出版社に思わせたい。そうしたらもっともっとISUプレスパスを持って会場に入れる田村明子氏の本が出してもらえるだろうと思うからです。

カナダのロンドン五輪の結果について。


この大会を観客席から見ていたベテランジャッジでISUレフリー、技術コントローラーの資格も持つドイツ人のシシリー・クリックは、試合の翌日にこう言った。
「フリーでパトリックが一位ではなかった、というのは正しいと思いました。SPがすばらしかったので、総合で優勝したというのは問題なかったかもしれないけれど、細かい採点を見ていなかったのでわかりません。5コンポーネンツでは、たとえミスがあってもパトリックのスケーティング技術はベストだと思う。でもほかの4項目に関しては、昨夜はデニスのほうが勝っていました」
だが実際には5コンポーネンツはチャンのほうが高く、89.28対87.16だった。彼はこのコンポーネンツの点差のおかげで逃げ切れたのだと言っても良いだろう。


キム・ヨナ方式ってやつですね。実際の演技の内容とは無関係にあらかじめ「保証」されたPCSがあれば、そりゃ誰だって勝てますよ。しかも誰にとっても大きな得点源であるライバルのジャンプをねらい打ちして削りまくればいいことです。


クリックは現在の採点システムが作成されるプロセスに大きく貢献し、定期的にISUセミナーでレクチャーなどを行ってジャッジの教育に努めてきた。


わーー田村明子さーん、この場合のジャッジってあなたが「テレビ解説で」「間違っている」と断定したテクニカル陣営のことも含めるんですか、それとも純然たるジャッジなんですかーーーわからないです____


「その場では、多くの人から良い反応をもらいました。でもそれが現場では必ずしも生かされていないのは、どうしてなのかわからない。人々が理解するのに時間もかかるし、選手は常に進歩しているのに、心の強いジャッジでなければ過去を振り切れないこともあるのでしょう」


意味深_____
ジャッジ資格に「心の強さ」____________
「過去を振り切れないジャッジ」とは_______


人間が判定するスポーツに完璧な採点方方式など、ありえないのかもしれない。だが少なくとも、できる限り公正な判定を目指して、このスポーツが発展していることを信じたいと思っている。


田村明子氏、俺も超信じたい!!!!信じたい!!すっげぇ信じたい!ですよ!!!

作った人も「納得できねえ」というシステムですから、改善していくのは大変だろうと思いますよ。
ルールは英語で公開されるし、各種試験もISUは全部英語で行われます。
いろいろと大変ではありましょう。

しかも公正な採点をと訴えるとブログに「殺す」ってコメントをつけられたり、試合会場で盗撮されて写真をネットにバラまかれたり、試合会場で「全日本選手権、男子シングルフリーのテクニカルなんちゃらの自称親」と名乗る女性に「うちの子は間違ってません!」と罵倒されたり、しますからねえwwwww

テクニカルなんちゃらって三人しかいないのに、興奮したその自称お母さん、思いっきり役職名を叫んでましたからバレバレなんですよ。会場入り口だったからけっこうまわりの大勢にも聞こえていたっぽいけど、いいのかしら。

姐さんはもし自分の職場に親が来てお客さんに向かって「うちの子は正しいです!」と叫んだら、顔面をグーで殴りますね。武器の投入も辞さない勢いで半殺しの目にあわせます。そのくらい恥ずかしいしありえないし、みっともないし、馬鹿だとは思いますが、やっちまったことはまあ仕方がありません。
さぞかしその日の晩御飯では「お母さん言ってやったから!バカなファンにおまえは正しいって言ってやったから!」と得意満面で報告したんじゃないですかね。知らないけど。
「お母さん、ありがとう!」と答える子供かどうかはわかりません。姐さんだったら半殺しの目に(ry

これ以後、昨年の全日本選手権、男子シングルフリーのテクニカルなんちゃらを務めた方のお名前を見るたびに「モンスターペアレンツのお子さんか~ドンマーイ☆」と思うだけです。ええ。
武士の情けでどなたなのかは書きませんけどね。そもそも「本当に」そんな常軌を逸したことをする親がいるのかって確証もありませんから。
あくまでも昨年の全日本選手権、男子シングルフリーのテクニカルなんちゃらの三人のうちのひとりの「自称親」でございます。

まあクズは1匹ずつつぶせば世の中明るくなるってなもんで、姐さんはブログに中傷コメントがつくとガッツポーズしながら即座に通報してますから、それでもやるってのはお縄覚悟の勇者でしょうね。すごいなあ。その勇気と行動力をぜひ善なるものに向けていただければと思いますが____________

新採点システムを作った人も不満を持っているこの仕組み。

選手が安心して競技に参加し、コーチも納得、ファンも頷く、そんな試合を見てみたい。

「公正な採点」は万人のためになると「姐さんは」思います。だからこそ、強く正しく美しい者が勝つ、まっとうな採点になる日まで頑張りたいなと思います。

ドイツ人、シシー・クリック氏よ、もっとあちこちで採点について発言してくださいよ。姐さんは通訳を連れてインタビューに行きたいくらいです。

いずれ「シシー・クリック氏講演会」も開きたい。日本のISU関係者が大挙してやってきたりしてなwww


おすすめの一冊でございます。




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ISUの諸問題 | コメント(0) | トラックバック(0) | 2014/09/15 10:38
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